この映画。見たいな~と思ってたんです。
そしたら、図書館に行ったら本が出てて!!即借!!
一晩で読破してしまいました。
ワタシが読んだこの本は
・映画のシナリオ
・未公開カットされてしまった箇所のシナリオと、そのカットしてしまった想い
・周防正行監督と元裁判官の木谷という人の対談。
の3つに分かれていて。
対談の箇所は、実際の法律と照らし合わせての話だったのでちょっと難しかったかな。
でも、本当に面白かったです。
この映画の内容は~
フリーターの主人公の男性、徹平(28)が就職活動で電車に乗ってたら、痴漢と間違われてしまい、事情を説明するつもりで事務所へ行ったのに、警察に引き渡されてしまい、痴漢を否認したら留置所に入れられてしまう。
やってもない罪のために、犯してしまった人と同等な扱いをされ、無罪の証拠がないと起訴され、検事には「罪をおかした人間の言うこと」の聞き方をされ。
痴漢をしてないと主張するつもりで駅員さんの招きで事務所にいったのに、きがついたら、自分は犯罪者扱いされてた。という話。
「このまま否認してれば三週間はここで取り調べをうける。それで起訴されれば裁判だ。無罪を争えばまず1年はかかる。そのうえ本当に無実でも無罪になる保障はない。今認めて示談すれば、それでおしまいだ」
というフレーズは衝撃的でした。
やってないのに3週間も生活を犠牲にされて、あきらめてやったと言えば、示談でお金を払わなきゃいけなくなる。
裁判で、有罪の確立は99.9パーセント。
無罪主張の否認事件では勝率3パーセント。
検事が「やった」と訴えることを、裁判官が「無罪」つまりやってないと決断をするのは、よっぽどの決断らしいのです。
それでも徹平は無罪を主張して裁判をする。というお話で。
日本の裁判の現状がうかがえてとても面白い1冊でした。
この本に限らず、現実にありましたよね。やってないのに「やった」といわれ、裁判になった話。普通のサラリーマンだったのに、職を失い、家族も失い、お金も失い、なんて気の毒なんだろうと印象に残ってます。
高校生で、これを裏手にとって、やってもない人(気の弱そうなおじさん)に「さわっただろ」と因縁つけて、「駅員に訴えてもいいよ。それがいやなら3万だしな~」って、小遣い稼ぎをしてる話も聞きました。
かといって、される方の女のみになってみれば、されるのだってイヤなのに、痴漢相手に「やったでしょ」って言うのはすごく勇気いること。
私、痴漢相手にいえないかも・・・。
デリケートな問題だから、本当に難しいな~と思いました。